今回はホットケーキミックスを使わずにホットケーキを作る方法を紹介します。
英語圏では広く「パンケーキ」と呼び、イギリス風では膨張剤を入れない薄めの、クレープに近いものを指しますが、アメリカ風ではメープルシロップなどをかけた厚めのものを指します。今回はアメリカ風のものを作りましょう!!
ホットケーキの作り方
まず、ホットケーキミックスを作っていきましょう。
ホットケーキミックスの作り方
ホットケーキミックスは次の4つの材料からできています。
- 薄力粉
- 砂糖
- ベーキングパウダー
- 塩
ベーキングパウダーについてはあとで紹介します。
これらを以下の分量で混ぜ合わせます。
材料(1人前)
- 薄力粉・・・160g
- 砂糖・・・40g
- ベーキングパウダー ・・・小さじ2
- 塩・・・小さじ1/4
- (その他調理器具)
ボウルにふるいを入れて、薄力粉をふるいに入れていきます。そして、そのボウルに砂糖、ベーキングパウダー、塩を入れて粉をよくかき混ぜたら完成です。
ホットケーキ
自家製ホットケーキミックスを使って、厚焼きホットケーキを作ってみませんか?卵を別立てにすることで、ふんわりとしたホットケーキを作ることができます。
材料は以下の通りです。
材料(1人前)
- ホットケーキミックス・・・100g
- 牛乳・・・70ml
- 卵・・・一個(卵黄と卵白を分けておく)
- 砂糖・・・大さじ1
- 油・・・小さじ1
- 無塩バター・・・10g
- (メープルシロップ・・・30g)
- (バニラエッセンス・・・5滴)
それでは具体的な作り方です。
作り方
- 先程のボウルに卵黄、牛乳、さっき作ったホットケーキミックス、(バニラエッセンス) を入れて混ぜます。
- 別のボウルに半分の量の砂糖、卵白を入れてハンドミキサーで泡立て、9分立て(泡立てた生クリームの先が、ツノのように短くツンと立つ状態)にして、ツノが立ってきたら残りの砂糖を加え全体に混ぜます。
- 一個目のボウルに二個目のボウルのものを加え、泡がつぶれないように練らないようにして底からすくいあげて切るように混ぜ合わせます。
- 中火で熱したフライパンに油をひき、混ぜ合わせたものを半量を流し入れ蓋をして弱火で焼きます。(セルクルを置くと綺麗に仕上がります)
- 表面がぷつぷつしてきたら裏返して、蓋をして更に弱火で3〜4分焼きます。
- 生地に火が通ったらフライパンからにお皿に盛り付け、バター、メープルシロップをのせて完成です。
- この操作をもう一回繰り返してもう一枚焼きます
いかがでしたか? ホットケーキを食べたいけれどホットケーキミックスがない。。。というときでも、今回ご紹介したレシピを知っていれば、すぐにおいしいおやつを作ることができますよ!!
コラム:「ホットケーキミックス」を知ろう
先述した通り、ホットケーキミックスは基本的に以下のようなものからできています(ちょっと足してます)。
ホットケーキミックスは以下の材料からできています。
- 薄力粉
- 糖類
- ベーキングパウダー
- 塩
- 油脂
- 乳製品
- 香料
- etc....
では、この中で基本的に成分が謎なのは薄力粉とベーキングパウダーですよね。
中身を書いていきます。
薄力粉
基本的には小麦粉とほとんど同じです。というより、元が小麦です()。薄力粉は、グルテンの含有量が7%前後と比較的少なめの、「軟質小麦」から作られでおり、グルテンが少ないので粘りができにくく、水分を加えてこねるとふんわりとした生地になるのが特徴です。また、薄力粉は、ふんわり、サクサクした食感を生み出すのが得意です。
ベーキングパウダー
ベーキングパウダーは、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3:重曹)、第一リン酸カルシウム、コーンスターチの3つが主な成分です。 水分を加えたとき、または加熱したときに炭酸ガスが発生します。 ベーキングパウダーは「ふくらし粉」とも呼ばれますが、その名の通り、炭酸ガスが発生することでパンやお菓子をふんわりとした焼き上がりに仕上げる効果があります。
では、なぜ炭酸ガスが発生して膨らむのでしょうか。
なぜホットケーキは膨らむの?
それはまず炭酸水素ナトリウムを加熱すると化学変化が起きて、炭酸ナトリウム分子が2個と二酸化炭素、あと水に分かれるます。そして、つまり、この炭酸ナトリウムが加熱されたとき、二酸化炭素が発生して、ブクブク泡になって、生地をふっくらさせてくれるのです。ついでに、発生した水も水蒸気になったり生地に染み込んでしまいます。美味しいおやつの中に、こんな化学が隠されているの、なんだかおもしろいですよね。
今回は以上です。がんばれ()